Dr.村山のカラダ元気コーナー vol.4
やっと暖かい季節になりましたが、花粉症の方にとっては春は嫌な季節かもしれません。今や人口の15%以上の人が花粉症に悩まされており特に30〜40歳代では4人に1人が患者とされています。
花粉症はアレルギー性鼻炎の一種で、原因の70%を占めるスギ花粉は春に飛散しますが、イネ科の花粉は夏、ブタクサの花粉は秋に多く、春以外の季節でも発症することがあります。 花粉症は口や鼻から入った花粉に対し体が抗体を作り、その抗体が花粉と反応するのが原因です。くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみなどが典型的な症状ですが、症状の出かた、重さには個人差があります。
花粉症の予防には
- 原因の花粉をさける。晴れて気温が高い日、
空気が乾燥している風が強い日、雨の日の翌日などは要注意です。 - 眼鏡、マスクで花粉をさけ、花粉がつきやすい毛織物などはさける。
- 外出から帰ったら服や髪をよく払い、うがいをし、鼻をかむ。
- まめに掃除をする。
しかし、花粉を完全に防ぐのは不可能なので、症状の強い方は内科、耳鼻咽喉科などに相談してください。症状にあわせて飲み薬、点鼻薬、点眼薬などがあり、また血液検査で花粉に対する抗体の有無を調べることもできます。
[アドバイス]村山内科・胃腸科 院長 村山通秋先生
福岡県福岡市中央区天神2丁目4-20-2F
[TEL]092-741-6550
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