Dr.村山のカラダ元気コーナー vol.5
いよいよ夏が始まります。そこで注意したいのが「熱中症」です。
熱中症は、外で日光を直接浴びている人だけの話と思われがちですが、暑い室内でも熱中症になる危険性があります。熱中症は体温調節の仕組みがうまく働かなくなり、「脱水」と「高体温」が起きた状態をいいます。
節電も大事ですが、暑くない程度にクーラーを使いましょう。
真夏の屋外で、また、ボイラーなど熱を発する設備の近くで作業や運動をする場合はもちろん、湿度が高い日、熱帯夜が続く日にも注意が必要です。節電も大事ですが、暑くない程度にクーラーを使いましょう。また、体の調子が悪い、二日酔い、夏バテの人も体温調節がうまく働かないため、脱水がおきやすいと言えます。
初期症状は?
初期症状としてはめまい、こむら返りなどがあり、このような症状が出たらすぐに涼しいところで水分・塩分補給をしてください。より重症になってくると、頭痛、嘔吐、倦怠感、意識障害、けいれんなどの症状が出てくることがあり、命の危険も伴います。
予防方法は?
予防は積極的に水分、塩分を補給することです。大量の汗で水分も塩分も失うと、のどの渇きを感じにくくなることがありますので、「のどが渇いたら」ではなく、時間を決めてまめに水分、塩分を補給するよう心がけましょう。
[アドバイス]村山内科・胃腸科 院長 村山通秋先生
福岡県福岡市中央区天神2丁目4-20-2F
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