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人と比べず足るを知る自分サイズの過ごし方

金属資材を扱う企業で営業事務として働く荒瀬直子さん。与えられた場所で満足を見つけ自分らしく伸び伸びと過ごす日々をお聞きしました。

[Profile] 荒瀬 直子(あらせ なおこ)さん アルミニウム製品総合メーカー営業事務

職務経歴 専門学校を卒業後、正社員での医療事務を経験。その後AHCに登録し、営業事務や受付などの経験を経て、現在の職場に出会う。
派遣歴 1年2ヶ月
勤務地 福岡市博多区
勤務時間 9:00〜17:30

早く自立したくて就職したけれど…

 早く自立したいと思い、医療事務の専門学校へ進学。卒業後、病院で医療事務として働きました。しかし、イメージしていたものと異なり、だんだん違和感を抱くようになって退職。退職後、アソウ・ヒューマニーセンター(AHC)に登録し、お仕事を紹介していただきました。
 紹介された職場は居心地がよく、派遣という働き方も悪くないなと思いました。契約が切れた後、再び正社員も経験しましたが、仕事内容や勤務時間などの関係からやはり派遣社員として働くことを選びました。契約期間があることや給与面等を家族は心配しましたが、人間関係に悩んだり、休みを取りにくい環境で働き、ストレスを感じるほうが私には苦痛でした。

長期休暇には単発の仕事も経験

 今の会社に就くまでは、AHCで販売や受付業務等、短い期間の仕事を引き受けてきました。さまざまな職種の企業で働くことになりましたが、たくさんの方々と出会うことができ、とても良い経験を積むことができたと思います。
 今は、自動車メーカーに金属資材を卸す商社で営業事務として働いています。売上伝票や請求書の整理、在庫管理、電話対応などが主な仕事です。伝票処理はすぐに行い、不明点は本社に電話で確認します。〆切日が無事に終わると、ホッとします。
 取引先のメーカーはゴールデンウィークなどに長期休暇があるため、その時は私たちも仕事が休みになります。旅行に行ったり、羽を伸ばすこともありますが。AHCから単発の仕事の紹介があった時には働くこともあります。
 現在の職場は大変居心地がいいです。従業員の皆さんは人がよく、長く勤めたいと思っています。

▲1人の時も、人といる時も、いつでも自然体の荒瀬さん

満足の基準は人それぞれ

 私はのんびりした性格だからでしょうか。将来の夢や目標というものをあまり意識したことはありません。目の前のものごとに対処していくという感じです。夢を持っている人はキラキラ輝いているから、その姿に憧れますし、目標を持っている人を尊敬します。
 これまで人と比べずに過ごしてきましたが、私も何か目標を持ったほうがいいですね(笑)。しかし、今は充実した生活を送っており、十分満足しています。

OFFスイッチ

天気のいい日には大濠公園近辺まで歩いてパンを買いに行ったり、会社帰りに1人でフラリとカフェで夕食をしたりと1人の時間も大切にしている荒瀬さん。その時間がonとoffの切り替えになっていますが、一番のリフレッシュ方法は友人とのおしゃべり。休日には友人とカフェでまったりと過ごすそうですよ。

  • 散歩
  • カフェ
  • ショッピング

インタビューこぼれ話

自分の時間を大切に

 最近のお気に入りスポットは大濠公園近辺。春は桜、夏はハスの花を楽しめ、天気の良い休日には散策することも。公園周辺のパン屋でパンを買うのも楽しみの一つだそうです。また、「一人で過ごすのは平気」で、時には一人で飲食店に入り、夕食を済ませて帰ることもあるといいます。「自分の時間」を大切にする荒瀬さん。高校時代からアルバイトをし、「早く自立したかった」という荒瀬さんは精神的にも自立した女性と言えるのかもしれません。

「夢」とは?

 「私には夢らしい夢がないから、夢を語る人を尊敬します」と話す荒瀬さん。理由は「夢を持っている人はキラキラしているから」。しかし、荒瀬さん自身は今の仕事や生活に満足しており、「不安はない」と言います。穏やかな生活か、夢を追いかける生活か。どちらがいいかは、その人次第でしょう。もしかしたら、夢や穏やかな生活を続けることが荒瀬さんの夢であり、目標なのかもしれません。皆さんは「夢」や「目標」をどう考えますか。

初対面の時から明るく笑顔がとても素敵な方だなという印象で、可愛らしさの中にも芯の強さを感じました。フットワークが軽くどんなことでも積極的に取り組む姿勢に、私も学ばせて頂いております。現在の業務には1年程就業して頂いていますが「荒瀬さんに安心してお任せできる!」と企業様からお褒めの言葉も多数頂いています。これからも荒瀬さんらしさを生かしてご活躍頂くことを期待しております。

インタビュー後記

自身の能力を考慮し、できるかできないかを判断するのではなく、まずはやってみようと積極的に新しいことに挑戦する荒瀬さん。可愛らしい雰囲気の中にもしっかりと自身の考えを持った素敵な女性だと感じました。これからも荒瀬さんらしさを忘れず、輝いた日々を送っていただきたいと思います。(武田)