九州 福岡発の人材派遣会社アソウ・ヒューマニーセンターグループ

紹介予定派遣とは?
ふつうの派遣との違いや面接などのメリット・デメリット

社員登用率56%。

これは紹介予定派遣から直接雇用に切り替わった人の割合です。

半数以上の方が派遣からスタートして半年以内に派遣先の社員になっています。

直接雇用になることを断る方もいるので、社員化のチャンス自体はもっと広がります。

通常の派遣との違いなど比べながら、紹介予定派遣のメリット・デメリットについてご紹介します。

派遣で実現できる働き方について

紹介予定派遣とは?

紹介予定派遣で働く20代女性たち 紹介予定派遣で働く20代女性たち

紹介予定派遣のポイント

POINT

  • 直接雇用が前提の派遣のお仕事
  • 時間をかけて自分の良さを知ってもらえる
  • 約4人中3人に社員登用のチャンスあり
  • 派遣でスタートして半年後には正社員な人も
  • 職場の雰囲気や実際の仕事を知ってから社員になれる
  • 合わないと思ったら社員登用は断れる
  • 働くなかでの困りごと解決に向けて派遣会社のサポートを受けられる
  • 有期雇用派遣と違い、応募企業による面接などがある
  • 派遣時と社員登用時で雇用条件が変わることも

紹介予定派遣とは、直接雇用を前提に派遣としてスタートできる働き方のことです。

最初は派遣社員として働き、会社の雰囲気や文化、仕事内容などを実際に体験してから社員になれます。

英語ではTTP(Temporary To Permanent)と表記し、「一時的から永続的に」との表現になります。

派遣期間中に合わないと思ったら社員化を断れるので、ミスマッチを防ぎながら自分に向いている仕事・会社を見つけられます。

通常の派遣との違い

派遣には3つの種類があります。
「有期雇用派遣」「無期雇用派遣」「紹介予定派遣」です。

「有期雇用派遣」で働く人が最も多く、「派遣」と言うと一般的にはこちらを指します。

この有期雇用派遣との違いを比べながら、紹介予定派遣の仕組みや特徴をご紹介します。

詳しくはこちら

直接雇用が前提なことに
派遣先企業が合意

有期雇用派遣との最も大きな違いは、派遣先企業が直接雇用を前提にして派遣スタッフを募集していることです。

将来的に社員になりたい方にとって、紹介予定派遣で働くメリットは大きいと言えます。

実際に紹介予定派遣でスタートした人の56%が直接雇用に切り替わっています。直接雇用への打診も含めれば74%と、約4人に3人は社員登用のチャンスがありました。
※厚生労働省「令和4年度 労働者派遣事業報告書の集計結果(速報)」

もし正社員として登用されれば雇用期間の縛りがなくなるため、1つの会社で長く働くことができます。

紹介予定派遣でしか正社員になれない?

紹介予定派遣から直接雇用(正社員)になれた30代女性 紹介予定派遣から直接雇用(正社員)になれた30代女性

紹介予定派遣ではない有期雇用派遣でも正社員になれるチャンスはあります。

マイナビ・キャリアサーチLab「派遣社員の意識・就労実態調査(2023年版)」によると、派遣社員のうち32.8%(約3人に1人)に正社員になれるチャンスがありました。

書類選考や試験、面接があることも

有期雇用派遣では、派遣法によって就業先企業による事前面接や履歴書の要請が禁止されています。

そのため一般的な派遣では派遣先企業による書類選考や面接はありません。登録した派遣会社内の選考のみになります。

有期雇用派遣でも派遣会社内の選考はあるものの、担当コーディネーターはあなたの適性を考慮した上で求人をご紹介します。
そのためご紹介した有期雇用派遣求人の選考は通過しやすい傾向にあります。(希望求人への応募人数などによって変わります)

しかし紹介予定派遣は社員登用を前提にしているため、派遣先企業による書類審査や試験、面接が認められています。

たとえば有期雇用派遣とは違い、紹介予定派遣の応募企業に合った履歴書や職務経歴書を別途作成したほうがよいケースもあります。
汎用的な書類内容では通過率が落ちる可能性もあります。

また面接がある場合は、志望動機や自己PRなどを考える必要もあります。また面接回数に法的な制限は課されていません。

もし試験もあるならSPIや時事問題などの対策検討もあります。

面接に同行してもらえる?

面接に同行してもらう登録スタッフ 面接に同行してもらう登録スタッフ

応募企業の面接には、登録した派遣会社の担当スタッフが同行することが一般的です。

想定質問への回答の仕方など、面接直前までアドバイスがもらえます。

応募企業によっては面接への同席も認められることがあります。

派遣期間が6ヶ月まで

有期雇用派遣では同じ職場(部署)で最長3年まで働けるのに対して、紹介予定派遣では6ヶ月までと派遣期間が短いことも特徴の1つです。

紹介予定派遣の契約期間が最長半年までと派遣法に定められているので、直接雇用への切り替え検討期間が長くならないメリットがあります。

そのため紹介予定派遣での就業期間が半年に達したら、派遣期間を延長することはできません。

契約満了を待たずに
直接雇用に切り替えられる

有期雇用派遣でも社員登用(直接雇用)につながることはあります。

先にご紹介したように、派遣社員の約3人に1人は正社員になれるチャンスがありました。

ただし有期雇用派遣の場合、派遣期間中に直接雇用に切り替えることは契約違反になります。
そのため契約期間満了を待たないと社員になることはできません。
しかし紹介予定派遣では、派遣期間中でも直接雇用に切り替えることができます。

派遣社員と企業の「社員になりたい/社員になってほしい」という双方の思いが一致したら契約期間満了前に直接雇用関係に移ることができます。

マイナビ・キャリアサーチLab「派遣社員の意識・就労実態調査(2023年版)」の「正社員になりたい時期」の質問に「すぐにでもなりたいと思っている」と答える人が52.3%います。
その方々の希望に合った紹介予定派遣の制度になっています。

一般的な転職活動(就活)や
人材紹介サービスとの違い

派遣で働くか転職エージェントを使うか悩む女性 派遣で働くか転職エージェントを使うか悩む女性
  • 正社員の就職活動・転職活動との違い

    就職先が合わなかった時の履歴書への影響

    正社員で就職したものの会社が合わずに早期退職した場合、改めて就職活動をするさいにその勤務先を履歴書や職務経歴書に記載する必要があります。

    採用担当者によっては、早期退職歴があることは不利になる恐れがあります。

    紹介予定派遣の場合、派遣期間中に合わないと感じて直接雇用化を断って契約終了しても、履歴書には「派遣期間満了」と書くことになります。

    「契約期間満了」は途中で退職せずに約束(契約)を守ったことになり、むしろ仕事への誠実性を示すことにつながります。

    就職先が合わず早期退職したときネガティブな印象になりやすい一般的な就職活動と違い、紹介予定派遣では履歴書への悪影響を避けながら自分に向いている仕事や会社を探せます。

    派遣期間中が実質的な試用期間に

    正社員として働く場合、試用期間があることが一般的です。
    試用期間は主に「6ヶ月」とされる傾向にありますが、法律的な制限はありません。そのため「1年」などに設定することも可能です。

    しかし紹介予定派遣の場合、派遣期間は最長6ヶ月です。
    そして直接雇用後に試用期間を改めて設定することは認められていません。

    派遣期間中が実質的な試用期間に相応すると言えます。

    詳しくはこちら

  • 人材紹介サービスとの違い

    お仕事開始後のフォローを受けられる

    人材紹介サービスでは基本的に求人紹介までが基本的です。特に入社以降の仕事に関するサポートはありません。

    一方、人材派遣サービスでは求人紹介だけではなく、雇用条件の 交渉や就業中もサポートを受けられます。

    働くなかでの困りごとを1人で抱えずに相談できる場所があり、解決に向けて派遣会社にサポートしてもらえます。

    就業中のサポートの有無は、人材派遣サービスと人材紹介サービスの大きな違いといえます。

    紹介予定派遣には
    禁止されている職種がある

    紹介予定派遣はすべての職種で利用できるわけではありません。
    派遣法によって以下の職種で禁止されています。

    • 港湾運送業務
    • 建設業務
    • 警備業務
    • 労使協議等使用者側の当事者として行う業務
    • 弁護士、税理士、社会保険労務士などの士業

    人材派遣サービスでも一部職種は禁止されていますが、紹介予定派遣で禁じられている「警備業務」「労使協議等使用者側の当事者として行う業務」「士業」は認められています。

    詳しくはこちら

紹介予定派遣から
正社員になれるの?

紹介予定派遣から正社員登用を目指す女性 紹介予定派遣から正社員登用を目指す女性

紹介予定派遣は直接雇用を前提にするものの、必ず正社員になれるわけではありません。

直接雇用には、「正社員」と「契約社員」があります。
そのため正社員ではなく契約社員としての登用になる可能性もあります。

正社員として採用される確率を高めるためにの一例として下記ご紹介します。

  • 安定した勤怠
  • 正当な理由なく日頃から遅刻や急な休みをしない
  • 仕事への意欲を示す
  • 所属部署の成果に貢献する
  • 職場の雰囲気を悪くするような振舞いをしない
  • 周囲とのコミュニケーションに問題がない
  • 面談などで「正社員になりたい」と希望を伝える

また正社員登用へのサポート意識がある派遣会社を選ぶことも大切です。

たとえば厚生労働省では「優良派遣事業者」を認定しています。
認定基準には「正社員希望者への対応」があり、「実現のための機会を提供をしていること」が挙げられています。

全国に4万社以上の派遣会社があるなかで優良派遣事業者に認定されているのは145社しかありません。(2023年3月31日時点)

正社員になることを目指して働きたいなら優良派遣事業者に認定されている派遣会社を選ぶこともよいでしょう。

詳しくはこちら

紹介予定派遣のメリットやデメリット・注意点

紹介予定派遣で働くか考える女性 紹介予定派遣で働くか考える女性

有期雇用派遣や人材紹介サービスなどとの違いを比べながら、紹介予定派遣の仕組みや特徴をご紹介しました。

これらをまとめると、紹介予定派遣のメリット・デメリットは次のようになります。

メリット

正社員など直接雇用につながりやすい

紹介予定派遣で働く大きなメリットは、派遣からスタートして社員になれることです。

直接雇用が前提なことを派遣先企業が同意のうえで求人掲載するので、一般的な派遣で働くよりも直接雇用につながりやすくなります。

実際に働き、職場の雰囲気や適性などを知ってから社員になれる

入社後のミスマッチを防げることも、紹介予定派遣の大きな特徴です。

派遣として実際に働くなかで会社の雰囲気や文化、仕事内容などが合わないと思ったら、直接雇用化を断ることもできます。

ミスマッチを防ぎながら長く働ける会社を見つけやすくなります。

未経験や経験の浅い方でも
キャリアを広げやすい

紹介予定派遣には未経験歓迎の求人もあるので、未経験でも希望の業界や職種にチャレンジすることができます。

そして派遣から社員になれたらその会社で働き続けることができるので、未経験で飛び込んでもキャリアを広げやすくなります。

時間をかけて自分の良さを知ってもらえる

一般的な中途採用だと、書類選考や面接の結果のみで採用・不採用が決まります。

しかし紹介予定派遣は派遣からスタートするので、中途採用よりも選考ハードルは低くなる傾向にあります。

そして派遣期間中を真面目に働き、時間をかけて自分の良さを知ってもらうことができます。
その上で社員登用を就業先企業に検討してもらえるので、書類選考や面接が苦手な方にもおすすめです。

派遣期間中も
派遣会社のフォローを受けられる

仕事探しだけではなく、就業中も派遣会社からのサポートを受けられます。

働くなかでの困りごとや直接雇用への不安などを1人で抱えずに、相談しながら働けます。

直接雇用への切り替え時に派遣会社に
条件調整をサポートしてもらえる

紹介予定派遣で働けるのは最長6ヶ月までです。
6ヶ月を超えて働くには、派遣社員と企業が直接雇用関係に移ることに合意する必要があります。

直接雇用への切り替え時に、就業先企業と雇用契約書を結びます。

その契約条件の交渉について派遣会社のサポートを受けられることも、一般的な就職活動にはないメリットになります。

直接雇用を断っても、
次の仕事を見つけやすい

会社が合わずに直接雇用化を断っても、別の仕事を紹介してもらって新しい職場を見つけやすいことも紹介予定派遣の1つの特徴です。

一から自分で求人を探さなくてよいので、自分に向いている仕事や会社を効率的に探しやすくなります。

デメリット・注意点

有期雇用派遣の求人に比べると少ない

紹介予定派遣の求人数は有期雇用派遣に比べると少なくなります。

求人数の差も要因となり、マイナビ・キャリアサーチLabの2023年調査によると、紹介予定派遣で働く人は有期雇用派遣の半分以下というデータもあります。

必ず直接雇用になるわけではない

紹介予定派遣は直接雇用を前提としたものであるものの、必ず直接雇用となるわけではありません。

直接雇用への切り替えには、働く人と企業の双方による合意が必要です。

会社や仕事が合わないと思ったら社員登用を断る権利を働く人側が持つように、企業にも社員化を断る権利があります。

なお厚生労働省「令和4年度 労働者派遣事業報告書の集計結果(速報)」によると、実際に紹介予定派遣でスタートした人の56%が直接雇用に切り替わっています。直接雇用への打診も含めれば74%と、約4人に3人は社員登用のチャンスがありました。

正社員になれるとは限らない

紹介予定派遣は社員登用を前提とするものですが、社員には「正社員」と「契約社員」があります。

そのため契約社員としての直接雇用切り替えの打診になる可能性もあります。

「紹介予定派遣=正社員になれる」わけではないことに注意する必要があります。

派遣時と社員登用時で
雇用条件が変わることも

就業先企業の社員になるにあたって、雇用契約を結ばなければなりません。

その際雇用条件が派遣として働くときと異なることもあります。

たとえば業務範囲や仕事内容、勤務時間帯などが変わる可能性があります。

直接雇用への切り替え時は雇用契約内容を必ず確認しましょう。

有給などの福利厚生への影響

派遣期間中の雇用主は派遣会社です。そのため福利厚生も派遣会社が提供します。

直接雇用になると雇用主は勤務先企業になります。
そのため雇用歴もゼロからになります。
就業規則によっては有給付与までに半年を要することもあります。

ただ企業によっては派遣期間中を勤務実績とみなし、直接雇用と同時に有給を付与することもあります。

直接雇用時に各種福利厚生について確認しましょう。

派遣で働きたいと思ったら

私たちアソウについて

紹介予定派遣に関するQ&A

  • 6ヶ月を超えて期間延長することはできますか?

    紹介予定派遣で6ヶ月を超えて働くことはできません。
    契約期間を短縮して直接雇用に切り替えることはできますが、6ヶ月から更に期間延長することはできません。

  • 紹介予定派遣で働く間の社会保険はどうなりますか?

    紹介予定派遣で働く人でも、一定条件を満たせばアソウにてご加入いただけます。
    直接雇用後は、就業先企業の社会保険に入ることになります。

あなたも自分に合った
働き方を
実現しませんか?

希望の働き方ができるように、
仕事探しだけではなく、
就業中も丁寧にサポートします。

手厚いフォローのなかで安心して働きたい方に
アソウはおすすめです。

このページに関連する
おすすめコンテンツ

仮登録だから安心!

かんたんオンライン登録