九州 福岡発の人材派遣会社アソウ・ヒューマニーセンターグループ
無期雇用派遣のポイント
POINT
無期雇用派遣という働き方は、2015年の労働者派遣法改正によって生まれました。
新しく制定された労働者派遣法では、「登録型派遣」と「常用型派遣」の2つに分類されます。
この内「無期雇用派遣」は常用型派遣に含まれます。
登録型派遣の働き方は、働きたい方が派遣会社へ登録をして、その派遣会社から紹介された派遣先で働くというスタイルです。
派遣先が決まった段階で、働く方と派遣会社が雇用契約を結んで就業します。
また派遣期間が終了すると派遣会社との契約も終了します。
したがって、お給与は働いていた期間のみ支払われることになります。
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常用雇用型派遣は、派遣先が決定しているかどうか問わず派遣会社の社員として採用され、その時点で派遣会社と雇用の契約を結んで働くスタイルです。
仮に派遣先企業での就業が終了しても派遣会社との雇用契約は継続されるため、派遣会社から次の就業先企業を紹介してもらえます。
仮に就業先が決まらない場合、給与支給での待機期間になったり、派遣会社内での就業となります。
つまり無期雇用派遣とは派遣でありながら派遣会社の社員としての登用となるため、派遣先企業での就業期間の制限を受けない雇用形態ということです。
派遣先企業でお仕事をするという働き方は、普通の派遣と同じですが、派遣契約が終了しても派遣会社との雇用が続くので雇用と収入が安定した働き方ともいえます。
派遣会社の「無期雇用派遣」の募集への応募であれば、採用された時点で派遣会社との雇用契約が成立します。
特に事務職系は未経験からチャレンジできるように研修やサポート体制が整っているところが多く、派遣先企業で働きながら長期的なスキルアップ、キャリアアップを目指すことができます。
2013年の労働契約法改正によって、雇用期間が通算5年を超えたら無期雇用に転換できるようになりました。
2013年4月1日以降に成立した雇用契約が通算5年を超えたら、派遣会社に申込みをすれば有期雇用から無期雇用に転換を希望することも可能です。
派遣会社によっては、転換が難しい旨が就業規則に記載されている場合がありますので、あらかじめ派遣会社へ確認をしておきましょう。
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無期雇用派遣は、期間を定めない雇用契約であるという意味では正社員と同様であるといえます。
しかし派遣会社の正社員と同様の労働条件(賞与の有無や各種手当など)になるとは限りません。
無期雇用社員は転換前の労働条件と同等のものになる場合が多く、雇用期間以外はこれまでとあまり変化はないものがほとんどとなっています。
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第一に派遣の「3年縛り」に左右されないため同じ職場で長期にわたって働くことができます。
本来、派遣社員は契約更新を重ねても、3年以上は同じ派遣先の事業所の同じ課で働くことはできません。
3年が過ぎれば課を変えるか派遣先を変えるかの選択肢を迫られます。
しかし無期契約の派遣社員なら同じ課で3年以上働き続けることが可能です。
同じ職場で長期に渡って働くことは、定期的に就職活動をおこなう必要がないので精神的安定にもつながります。
また長期的にキャリア形成を図ることができるという面でも大きなメリットがあります。
担当している業務を極めることで着実にスキルを積み重ねていくことができます。
なお派遣には「有期雇用派遣」と「無期雇用派遣」のほかに「紹介予定派遣」もあります。
紹介予定派遣では、直接雇用への切り替えを前提にして働くことができます。
正社員として登用されれば、1つの会社で長く働けます。
マイナビ・キャリアサーチLab「派遣社員の意識・就労実態調査(2023年版)」によると、派遣社員のうち32.8%(約3人に1人)に正社員になれるチャンスがありました。
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派遣会社には雇用している派遣スタッフに対して、教育訓練やキャリアアップのための措置を実施する義務があります。
スキルアップ講座やキャリアコンサルティングなど手厚いフォローがあり、自分に合ったキャリア形成を目指すことができます。
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登録型派遣の場合は、基本的に派遣会社に登録し、希望条件に合うものがあればお仕事を開始することができます。
しかし無期雇用派遣は登録するだけでは就業することができず、正社員同様の選考ステップを踏まなければなりません。
なぜなら無期雇用派遣は、派遣会社の社員として採用されるからです。
一般的に書類選考や面接があり、準備の期間も必要と言えます。
ただし派遣会社は「採用のプロ」なので、職歴だけでなくポテンシャルや人物面を重視して採用する場合も多いでしょう。
自分の強みと弱みや今後のキャリアプランを派遣会社へ伝え、しっかりやる気をアピールすることが大切です。
無期雇用派遣は、派遣会社からの業務命令で就業するので派遣先の企業を指定することは難しい場合があります。
基本的にはある程度の希望も考慮されますが、希望通りの職場から依頼がないからといって、派遣会社は派遣社員を「待機」とするわけにはいきません。
しかし、これは正社員でも同じことが言えます。
やったことがない業務、初めての環境に部署移動で配属になることはよくあるケースです。
職場や仕事内容が選べないことは無期雇用派遣のデメリットではありますが、ほかの雇用形態にも言えることでしょう。
無期雇用派遣は基本的にフルタイムの募集が多く、働く時間がある程度決まっています。
なので「働く時間・日数を減らしたい」と思っても派遣先を変更することができません。
家庭の事情やライフスタイルに合わせて柔軟に働きたい方は、有期雇用派遣で働くことがおすすめです。
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