九州 福岡発の人材派遣会社アソウ・ヒューマニーセンターグループ
派遣とは、学業や育児・家庭の都合に合わせて働きやすい雇用形態の1つです。
派遣会社に登録すると、希望に合った仕事を紹介してもらえます。
自分に向いている仕事や働き方、今後のキャリアなどを相談しながら求人を探したい方におすすめです。
パート・アルバイトも、ライフスタイルやライフステージに合わせて働きやすい雇用形態の1つです。
総務省統計局の2023年労働力調査によると、パート・アルバイトで働く人が約1489万人、派遣社員として勤務する人は約156万人と、両形態で9倍以上の開きがあります。
パート・アルバイトならではの良さも触れつつ、意外と知られていない派遣ならではの魅力もご紹介します。
「パート」と「アルバイト」。
言葉は違うものの、実はこの2つは意味合いとしては同じです。どちらも労働法では「パートタイム労働者」に区分されます。
アルバイトが学生や若者向けの求人、パートが主婦・主夫やご年配の方向けの求人のイメージがあるかもしれません。
しかしどちらの求人で働くことになっても、法的な待遇の違いはありません。
派遣で働くポイント
POINT
下記表は一般的な傾向を表したものであり、派遣会社や就業先企業によって異なることがあります。
派遣社員は有期雇用派遣で働く人が多いため、以下では有期雇用派遣とパート・アルバイトの違いを中心にご紹介します。
派遣社員 | パート・ アルバイト |
|
---|---|---|
雇用主 | 派遣会社 | 就業先企業 |
雇用形態 | 間接雇用 | 直接雇用 |
勤務日数 | 希望を重視 | 希望を重視 |
労働時間 | 希望を重視 | 希望を重視 |
雇用期間 | 有期・無期 | 有期・無期 |
給与 | 時給制(平均円) | 時給制(平均円) |
時給交渉 | 派遣会社からも | 自身で行う |
残業 | なし・少ない | なし・少ない |
プライベート | 大切にしやすい | 大切にしやすい |
福利厚生 | 派遣会社が提供 | 就業先企業が提供 |
仕事内容 | 限定的 | 広がることも |
異動・転勤 | なし | なし |
責任の範囲 | 限定的 | 限定的 |
採用選考方法 | 書類作成・面接なし | 書類作成・面接あり |
パート・アルバイトの雇用主は就業先企業です。
勤務先企業に雇用されるので「直接雇用」として働くことになります。
派遣社員の場合、雇用主は派遣会社になります。派遣会社を介して就業先企業で働くので、雇用形態は間接雇用になります。
そのため仕事で困ったときは派遣会社に相談できます。状況改善に向けて派遣会社から派遣先企業のサポートを受けられるメリットがあります。
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パート・アルバイトと派遣に、勤務日数や労働時間に関する大きな違いはありません。
どちらも自分の希望を重視した働き方を実現しやすいです。
派遣とパート・アルバイトの大きな違いとして雇用期間があります。
派遣には働く期間に限りがある「有期雇用派遣」と、それがない「無期雇用派遣」があります。
派遣には有期雇用求人が多く、同じ職場で最長3年までしか働けません。
3年以上働くには、就業先企業の社員として採用される必要があります。
パート・アルバイトにも期間限定求人と無期限求人があるものの、パートタイム労働のほうが1つの職場で3年以上働ける職場を見つけやすいでしょう。
なお派遣には「紹介予定派遣」というものがあります。
紹介予定派遣の場合、直接雇用(社員登用)を前提にした働き方ができます。
たとえば最初は派遣で働き、半年後に就業先企業の社員として直接雇用に切り替えることができます。
派遣として働くなかで「この会社・仕事合わないな」と思ったら社員登用を断ることもできます。
「ミスマッチを防ぎながら就職先を見つけられる」と評判の派遣形式です。
紹介予定派遣なら1つの会社で安定して長く働くことも目指せます。
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パート・アルバイトと派遣ともに、給与は時給形式で、残業なし又は少ないためプライベートを大切にしながら働きやすいです。
ここでは両者の違いとして「平均時給」と「待遇交渉」をご紹介します。
パートタイム労働者の平均時給1,412円に対して、派遣社員の平均時給は1,996円と1.4倍の差があります。
※出典:「厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査の概況」「厚生労働省 令和4年度 労働者派遣事業報告書の集計結果(速報)」
職種や地域性によって実際の時給は異なりますが、派遣のほうが高時給の仕事を見つけやすい傾向にあります。
またパート・アルバイトでは、時給アップや待遇面の交渉を自分で勤務先の上司と行わなければなりません。
一方の派遣は、それらの交渉を派遣会社に任せることができます。
自分では言いづらいことも派遣会社に代弁してもらえるのは大きいメリットとして映る方もいるのではないでしょうか?
パート・アルバイトの福利厚生は就業先企業から提供されます。
一方で派遣社員には派遣企業から提供されます。
福利厚生の提供元が違うことが特徴です。
社会保険(健康保険・厚生年金・雇用保険・介護保険)の加入条件に、派遣とパート・アルバイトに違いはありません。
どちらも条件を満たせば、社会保険に入ることができます。
ただし社会保険に関して、特にパート・アルバイトで働きたい方にとって気を付けたいことに就業先企業の規模があります。
令和6年4月時点で、厚生年金保険の被保険者数が101人以上の企業等で週20時間以上働く短時間労働者は、厚生年金保険・健康保険(社会保険)の加入対象となっています。
令和6年10月からは被保険者数51人以上の企業に拡大します。
これは指定人数以下の企業でパート・アルバイトとして働く場合、就業先企業はパートタイム労働者を社会保険に加入させる義務がないことを示します。
社会保険に加入して働きたい方は、採用面接などで確認することがおすすめです。
このほか割引優待サービスの利用有無などもパート・アルバイトと派遣社員で異なる可能性があります。
アソウではオリコンランキング1位に選ばれたリロクラブの福利厚生メニューをご利用いただけます。
全国の宿泊施設や映画館・スポーツクラブなどプライベートで使える割引優待などが100万種類以上あります。
家族や友人らと使えるものも多くあるので、楽しい時間をお得に過ごせます。
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正社員と違い、派遣やパート・アルバイトで働く方に異動や転勤はありません。
多店舗展開している企業のパート・アルバイトで働く場合、ヘルプとして一時的に別店舗で働く可能性もありますが、基本的には1つの職場に勤務することになります。
またパート・アルバイトと派遣ともに、正社員に比べると責任の範囲は限定的なため精神的なプレッシャーが少なく働けます。
派遣とパート・アルバイトの違いに、仕事内容の範囲があります。
派遣では契約書内に業務内容が書かれ、その範囲内で仕事をします。
そのため希望の仕事に専念して働くことができます。
もし契約外の仕事を任されたら、元の仕事に戻ることができるように派遣会社に交渉してもらえます。
パート・アルバイトの場合、雇用時に仕事内容を明確に取り決めない傾向があります。
そのため勤務先の状況によっては、想定していなかった仕事を任される可能性もあります。
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パート・アルバイトでは、応募求人に合わせて履歴書を1社ずつ作成して提出する必要があります。
そして面接を経て採用が決まることが一般的です。
なかなか仕事先が見つからない場合、書類を都度作成することは負担も大きくなります。
派遣のお仕事では、応募企業ごとに履歴書や職務経歴書を作る必要はありません。
また有期雇用派遣なら応募企業との面接を避けられます。派遣法によって事前面接は禁じられているためです。
派遣会社内の選考のみなので、書類作成や企業面接を都度することなく仕事先を探せます。
派遣バイトは、若い人の間で生まれた言葉です。
「正社員」「パートタイム労働者」のような雇用形態を指すものではなく、新しい呼び方として定着しつつあります。
派遣バイトとは、主に派遣会社に登録して1日のみの単発のお仕事や短期間のみ働くことです。
自分の予定に合わせてスポット的に働けたり、収入を一時的に増やしたい時などに都合がよいメリットがあります。
派遣バイトとして働くときに気を付けたいことは、選択できる仕事内容に限りがあることです。
改正派遣法によって「日雇い派遣」が禁止され、一部業務を除いて31日未満の期間で働くことができなくなりました。
そのため派遣バイトとして単発や数日、30日以下の短期間で働くには下記の仕事を選ぶ必要があります。
受付・案内/ 調査/ソフトウェア開発/ファイリング/添乗/書籍などの制作・編集/機械設計/広告デザイン/ 事務用機器操作/ 財務処理/研究開発/OAインストラクション/通訳・翻訳・速記/取引文書作成/事業の実施体制の企画・立案/セールスエンジニアの営業、金融商品の営業/秘書/デモンストレーション
たとえば次のような仕事が挙げられます。
また30日以下の派遣で働くには、次のいずれかの条件も満たす必要があります。
業務や対象の制限なく短期で働ける仕事を見つけたい方は、派遣バイト(派遣会社を通して短期求人を探す)ではなく通常のパート・アルバイト求人を探すことがおすすめです。
これらのパート・アルバイトと派遣社員の違いをまとめると、それぞれ次のようなメリット・デメリットがあります。
パート・アルバイトで
働くメリット
最寄りエリアで働きたいなら、パート・アルバイトのほうが求人を探しやすい傾向にあります。
特に深夜から明け方の夜勤として近場で働きたい方におすすめです。
派遣は仕事内容を事前に定めて働くのに対して、パート・アルバイトは勤務先の状況や経験等に応じて仕事の幅が広がることがあります。
1つの職場で色々な業務に携われるメリットがあります。
派遣と違い、パート・アルバイトには多種多様な業務で働ける短期間求人があります。
また応募可能対象者も派遣の短期間求人より広がります。
パート・アルバイトの無期雇用求人なら、派遣と違い1つの職場で長く働けます。
仕事を始める前から応募先求人で3年以上は確実に働きたいと思っている方におすすめです。
パート・アルバイトで
働くデメリット
派遣と違い、応募先に合わせて履歴書を作る必要があります。
書き間違えたら一から作り直したり、証明写真を撮りに行くなどの手間が生じます。
パート・アルバイトでは、応募先の責任者等との面接を経て採用が決まります。
面接が苦手な方や、なかなか勤務先が決まらない人には高いハードルになる恐れがあります。
職場で経験を積んで、前よりも上手に仕事ができるようになると時給を上げてほしいと思う瞬間がきっと訪れます。
パート・アルバイトの場合、時給や待遇向上の調整を自身で行います。
交渉が苦手な方は、派遣で働くことがおすすめです。
ハラスメントや仕事内容で困ったとき、基本的に自分が主体となって解決に向けた行動が必要となります。
職場とかけあっても改善が見られないならば、労働基準監督署や法律事務所などを頼るなどが必要となり負担も増えかねません。
派遣社員で働くメリット
派遣では担当コーディネーターから勤め先に関する詳細な情報を教えてもらいながら仕事を探せます。
職場の雰囲気や上司・同僚となる方の性別・年代・人柄などの求人票からは分からない情報も得やすくなり、勤務後のミスマッチを防ぎやすくなります。
パート・アルバイトでは店舗掲載求人や求人誌・求人サイトなどで合いそうな仕事を自分で探します。
派遣では希望条件を伝えれば自分に合った仕事を紹介してもらえ、複数の求人に一括エントリーもできます。
派遣ではパソコンやスマートフォンで自身の職務経歴などを登録することが一般的になりつつあります。
一度Web登録すれば、手書きの履歴書などを応募企業ごとにつくる必要はありません。
また有期雇用派遣では派遣法改正以降、派遣先企業による事前面接が禁止されています。
そのため応募先の企業面接を避けながら仕事探しをすることができます。
先のご紹介のように、平均時給は派遣の方がパートタイム労働者より1.4倍高いです。
パート・アルバイトと派遣ともに最低賃金が適用されるので下限ラインは同じですが、派遣の方が高時給で働きやすい傾向にあります。
パート・アルバイトが自分で交渉しなければならないのに対して、派遣では勤務時間の変更などの交渉を派遣会社に頼めます。交渉事が苦手な方にとって大きなメリットになります。
ハラスメントや仕事で困ったときに、派遣会社に助けてもらえます。
また派遣社員が契約内容に即して働けているかなど、派遣会社のスタッフが派遣先を定期的に巡回するなども行います。
もし派遣法や労働基準法に違反することがあれば、問題解決に向けて派遣会社が勤務先業に掛け合います。
パート・アルバイトの仕事先は、大手のコンビニエンスストアやレストラン、スーパーから、個人経営のお店まで大小さまざまです。
大企業ならコンプライアンス順守の意識が高いですが、中小企業によってはしっかりしていないことがあります。
派遣会社には優良派遣事業者制度があり、2023年3月末時点で145社が認定されています。
申請要件に「直近過去3年間、派遣労働者への給与の遅配がされてないこと」や「認定日の属する月の前月から遡る12か月間において、違法な法定時間外労働及び休日労働がないこと」があり、給与未払いなどのリスクを避けて働くことができます。
詳しくは「優良派遣事業者とは」をご覧ください。
派遣の仕事は就業前に業務範囲を決めてから契約を結びます。就業開始後は希望の仕事内容で働けます。
もし契約外の仕事を任されたら是正に向けて派遣会社がサポートします。
働き始めてから職場の雰囲気や人間関係が合わないときに、新しい仕事へ移行しやすいことも派遣のメリットの1つです。
1年以上の長期派遣求人でも、契約更新は3ヵ月ごとが一般的です。
もし仕事・会社が合わなければ、契約更新をしないことで、派遣会社に相談しながら次のお仕事を探せます。
派遣会社には派遣法によって派遣スタッフの教育訓練やキャリアアップへの取り組みが義務付けられています。
自分に向いている仕事は何なのかや、今後のキャリアをどうするかなど、人材サービスのプロに相談しながら自分に合った道を考えることができます。
詳しくは「キャリアコンサルティングとは」をご覧ください。
派遣ではスキルアップ講座などの教育訓練やキャリアコンサルティングを受けられます。
また派遣会社が提供する法定外福利厚生も利用できます。
法定外福利厚生の内容は派遣会社によってさまざまなので、気になる派遣会社にご確認ください。
当社については「アソウの福利厚生」をご覧ください。
派遣には紹介予定派遣があり、直接雇用を前提にして働くことができます。
将来的に正社員または契約社員になることを目指して働きたい方におすすめです。
また有期雇用派遣でも中小企業の求人なら、社員登用への切り替えチャンスを得やすい傾向にあります。
マイナビ・キャリアサーチLab「派遣社員の意識・就労実態調査(2023年版)」によると、派遣社員のうち32.8%(約3人に1人)に正社員になれるチャンスがありました。
派遣社員で働くデメリット
有期雇用派遣では、同じ職場(部署)で最長3年まで働けます。
同一組織で3年以上働く方法の1つに、就業先企業の社員になる必要があります。
しかし直接雇用への申し入れが絶対に受け入れられるとは限りません。もし断られた場合、その職場を離れることになります。
日雇い派遣(30日以下の派遣)は法律的に原則禁じられており、単発や短期間で働ける仕事や対象者には制限があります。
詳しくは先にご紹介した「派遣バイト」をご覧ください。
それぞれ働き方に特徴のある派遣とパート・アルバイト。どちらが向いているかは、どのように働きたいかなどによって変わります。
就職活動を効率的にしながら高賃金で働ける仕事を見つけたい方や、時給などの交渉や就業中のサポートを受けながら働きたい方には派遣がおすすめです。
派遣で働きたいと思ったら
有期雇用派遣とは、派遣社員が派遣会社によって一定期間(契約期間)のみ雇用される形態です。
契約期間が終了すると、派遣社員は自動的に雇用終了となります。
詳しくは「有期雇用派遣とは」をご覧ください。
無期雇用派遣は、派遣社員が派遣会社によって無期限の契約で雇用されます。3年ルールの対象外になるため、安定して長く働けます。
詳しくは「無期雇用派遣とは」をご覧ください。
紹介予定派遣では一定期間の派遣後に、派遣社員が就業先企業と直接雇用関係を結ぶことを前提にした派遣求人です。
詳しくは「紹介予定派遣とは」をご覧ください。
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